ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi、1813年10月10日 – 1901年1月27日)は、19世紀を代表するイタリアのロマン派音楽の作曲家であり、主にオペラを制作した。
代表作は『ナブッコ』、『リゴレット』、『椿姫』、『アイーダ』などがある。彼の作品は世界中のオペラハウスで演じられ、またジャンルを超えた展開を見せつつ大衆文化に広く根付いている。ヴェルディの活動はイタリア・オペラに変革をもたらし、現代に至る最も重要な人物と評される。
ヴェルディのオペラ作品 一覧
(初演順。各項は「題名-原語名-初演年-初演劇場名」を示す。)
- オベルト、サン・ボニファーチョ伯爵 Oberto, conte di San Bonifacio 1839年、ミラノ・スカラ座
- 一日だけの王様、あるいは贋のスタニスラオ Un giorno di regno, ossia il finto Stanislao 1840年、ミラノ・スカラ座
- ナブッコ(ナブコドノゾール) Nabucco (Nabucodonosor) 1842年、ミラノ・スカラ座
- イ・ロンバルディ(第一回十字軍のロンバルディア人たち) I Lombardi alla prima crociata 1843年、ミラノ・スカラ座
- イェルサレム Jérusalem 1847年、パリ・オペラ座: 上記の改作、およびフランス語化
- エルナーニ Ernani 1844年、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場
- 二人のフォスカリ I due Foscari 1844年、ローマ・アルジェンティーナ劇場
- ジョヴァンナ・ダルコ Giovanna d’Arco 1845年、ミラノ・スカラ座
- アルツィーラ Alzira 1845年、ナポリ・サン・カルロ劇場
- アッティラ Attila 1846年、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場
- マクベス Macbeth 1847年、フィレンツェ・ペルゴラ劇場
- 同改訂版 1865年、パリ・リリック劇場
- 群盗 I masnadieri 1847年、ロンドン・王立歌劇場
- 海賊 (イル・コルサーロ) Il corsaro 1848年、トリエステ・グランデ劇場
- レニャーノの戦い La battaglia di Legnano 1849年、ローマ・アルジェンティーナ劇場
- ルイザ・ミラー Luisa Miller 1849年、ナポリ・サン・カルロ劇場
- スティッフェーリオ Stiffelio 1850年、トリエステ・グランデ劇場
- アロルド Aroldo 1857年、リミニ・ヌオーヴォ劇場: 上記の改作
- リゴレット Rigoletto 1851年、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場
- イル・トロヴァトーレ Il Trovatore 1853年、ローマ・アポロ劇場
- 椿姫 (ラ・トラヴィアータ) La Traviata 1853年、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場
- シチリアの晩鐘(シチリアの晩祷、シチリア島の夕べの祈り) Les vêpres siciliennes 1855年、パリ・オペラ座
- シモン・ボッカネグラ Simon Boccanegra 1857年、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場
- 同改訂版 1881年、ミラノ・スカラ座
- 仮面舞踏会 Un Ballo in Maschera 1859年、ローマ・アポロ劇場
- 運命の力 La forza del destino 1862年、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場
- 同改訂版 1869年、ミラノ・スカラ座
- ドン・カルロ Don Carlos (Don Carlo) 1867年、パリ・オペラ座: フランス語版
- 同改訂版(イタリア語版)は各種あるが、代表的なものは1884年、ミラノ・スカラ座(4幕物)
- アイーダ Aida 1871年、カイロ・オペラ座
- オテロ Otello 1887年、ミラノ・スカラ座
- ファルスタッフ Falstaff 1893年、 ミラノ・スカラ座